決勝

ドライバーズブリーフィングで「ポールはだれだい？」と嬉しい呼びかけがありました。
「ハイ」と手を上げる時の誇らしい気持ちは忘れられません。

ブリーフィングの後、いよいよ決勝のコースインが始まりました。

コースを回り、グリッドへいくと番長イトキン、アサミちゃん、藤井君、藤野君、奥さん、t-komakiさんらが私のグリッドで待っていてくれました。
なんだか、すごく安心しました。

さあ、戦いが始まります。

フォーメーションラップは気持ちが高ぶって、すごく急いで走ってしまいました。
もうちょっとゆっくりの方がよく見えていいのかな？などと要らぬ心配をしていました。
でも、レースが楽しみで仕方なくて！

1周回ってグリッドに着き、シグナルを待ちます。

待ちます・・・

待ちます･･･

そして！赤ランプ点灯…　　消灯スタート！

スタートは少しホイルスピンをしながら、アクセルを冷静にコントロールしそこそこのスタートが出来ました！

2位の選手がミラーに写っていたので、1コーナーはトップで行ける！と確信して行きました。
そこからの冷えたタイヤでのバトルはかなり大変でした。2位の選手が追いついているのが分かりました。
でも簡単には譲りません！やっと掴んだポジションですから！

また、ニュータイヤのグリップ力に感動している自分がいました。
かなり荒い走りをしていましたが、スピンする気配がありませんでした。
コーナーを立ち上がりながら「タイヤいいねーっ！」と叫んでいました。

そんなハイテンションな心の動きをしながら、あるとき、
最終コーナーで「やべ」と思った瞬間、2位の選手にインに入られてしまい抜かれてしまいました。
でもあきらめません。意地です！抜かれたおかげで少し冷静に、自分のラインをトレースしなきゃ、と思い直しました。

ちょっと焦ったのでしょう。がむしゃらな走りでは追いつけず、今度は3位の選手に追いつかれ、抜かれてしまいました。

するとそこにセーフティーカーが入り、4周ほどスロー走行となりました。
各コーナーにスピン車両がいたような気がします。バトルしている時には関係ありませんでしたが…

何とか4位の選手を押さえながら、自分のペースを取り戻します！

1位と2位がバトルしているおかげで、私もだんだん追いついていきました。

すると2位の選手は私に気づいたのか、明らかにペースが落ちて、逆に1位の選手は独走状態になっているのが見えました。

行っちゃダメだ〜と思いながら、まずは2位に行くぞと気を引き締め「予選のように」と丁寧に走りました。

走っているうちに、明らかに2位のテールが近づいてきました。

ある最終コーナーでグンと追いつき「そろそろ抜ける」と確信したその直後、チェッカーフラッグが見えました。

「あーっ！！！」レース終了です！レースは18周で終わることを忘れていました。

走り足りない気持ちで3位のチェッカーを受けました。

でも、自己最高位で人生初の表彰台ゲットです！

マシンを3台並べ、表彰台に上がります。
悔しい気持ちは、皆が笑顔で迎えてくれましたので吹っ飛びました！

次回の表彰台ではもっと笑うことと、もっとゆっくり動こうと、写真を見て思いました＾＾;

ガレージのメカニックさんは
「取れるときに獲っとかないと〜…」って

冷静です。メカニックさんは冷静でした！

今回、3位で良かったと思います。なぜなら、次戦でもっと上の順位を獲りたい気持ちが強まったからです。

レース後は番長イトキン夫妻からこ馳走していただき、さらに新しいサポートの提案をいただけました！
次戦への自信、勢いがすごくついたと思います！

これまでの練習では予選のシミュレーションを重点的にやってきたので、予選に結果が出ました。
ここからは決勝を想定した練習をしていけばいいと思います。練習の課題は今回レースをして洗い出せました。
いろんな方々からまたアドバイスをもらって良い練習を重ねて行きたいと思います。

とりあえず今回はこれまでの自己記録をすべて更新！
そしてこの日、ＦＪ１６００のベストタイムはこの私！
おまけにＴＯＰスピードも私のマシンが最高でした！次戦も一生懸命走ります！