レースレポート
2008年4月27日 Tsukuba Rd.2
SPRING RACE MEETING in TSUKUBA
 
決勝
 

決勝は18周。

6番手スタートから1位に行くにはどう行くか、
それぞれの選手の特徴はどうか、等色々なデータを元に立てた作戦は、

「スタートでブッちぎって、途中でも抜く」

という作戦です。(アホですか?)

決勝前には私のレース活動をサポートしてくださっている、埼光オートの社長さんと、
そこの繋がりから知り合った、さいとーさんが応援に駆けつけてくれ、
さいとーさん繋がりからレース観戦にいらっしゃった、にしなさんとも出会いまして、
お客様が沢山集まってにぎやかになってきました。

お客様が来るとうれしくて舞い上がってしまいますので(犬か)、早めに準備に入り気持ちを落ち着けました。

 

実は上に書いた作戦はもっと細かく計画されているので、それを頭の中で忘れないようにしました。

深呼吸をしてコースインです。

スターティンググリッドにはイトキン夫妻、埼光オート社長さんらが待っていてくれました。リラックスリラックス!


 

フォーメーションラップの後、グリッドに付いて、スタートを待ちます。
ギア、アクセル、ブレーキ、すべてOK。”スタートでブッちぎる”準備はOKです!

赤ランプ点灯!
・・・なかなか消えない!けれど焦ってフライングしてはダメだ!(この間0.5秒)

消灯!(=スタート!)

スタートが決まり、4位と5位の間に飛び込んでいきます!
5位の選手よりは確実に前に出て、4位の選手とは並走状態。でも1コーナーではこちらがイン側なので有利です!

滑るタイヤでも無理やりマシンをコントロールしながら最大の関門1コーナーに飛び込みます!

順位を上げられるか・・・!?

 

無事に1コーナーを抜けました!2台を抜き4位に上がりました!

勢いが付いて「いったれー!!」となりそうなところでしたが、一度落ち着いて状況判断です。
なにしろ1台抜けば表彰台ですから。

前は若干つまり気味で3台がけん制しあいながらバトルをしています。
まだタイヤが冷えている間ですから、クラッシュの危険性もあります。

後ろは、ぴったり付かれていますが、下手なブロックをして前と離れるのはいやでした。
それよりも、トップグループについていくほうが大事です。もし抜かれたらまた抜き返せばいいと思っていました。

 

タイヤの温度が上がってきた辺りから、今度は前を抜きにかかり始めました。

横に並ぶも前に出れないという状態で何周か走っていました。

あるとき、第2ヘアピンで相手がちょっとラインを膨らませたのを逃さず、バックストレートで相手のスリップストリームに入ります。スピードが乗ったところで横に並びます。しかしなかなか真横までいけません。
もし相手が気づかずにラインを閉めてきたらクラッシュだなと思いながらも“一度のチャンス”と思い、引きませんでした。

そして最終コーナーの進入、いつもよりちょっとブレーキを遅らせて、リヤを滑らせながら進入。ついに!!

 

オーバーテイク後の1コーナーは抜き返される危険が大いにありました。イン側に並ばれたような気がしましたが、アウト側のラインを走ってスピードで前に出て、何とか順位を保ちました。
相手が落ち着いて周りを見ている選手だったので、クラッシュがなくて良かったです。

そこからはトップ2を追いかけます。後ろからのプレッシャーに負けないように一生懸命走りました。

トップ2台はまだ抜きつ抜かれつを続けています。
開幕戦の再現か!?と思いながら、とにかくテールトゥノーズまで頑張ります。

そのうちに周回遅れも出てきてレースが荒れそうな予感がしてきました。

 

と、思った矢先に第2ヘアピンでトップ2台が接触!タイヤに乗っかって1台がジャンプ!リタイヤとなってしまいました。
後で見たら体は大丈夫なようでしたので安心しました。

気が付くと自分が2位ですぐ前に1位がいるという状態。

「こりゃいけるんでねえか」と思いながら、最後の力を振り絞ってプレッシャーをかけていきます。
しかし相手は近づいたり遠ざかったりでなかなか抜けるほどの近さまで行けません

 

もう少し、もう少し。と最終コーナーを渾身の力で立ち上がったとき、チェッカーフラッグが振られました。

自己最高位の2位フィニッシュです!!!!

「もうちょっとだったのに!」という気持ちの後、「2位だ!」ということに気づき、ちょっと遅れてガッツポーズを出しました。

表彰台のところではイトキン番長夫妻、埼光オートの社長さん他沢山の方々が祝福してくれました。


 


前回はスタートポジションが良かったから順位が落ちても3位、という感じでしたが、今回は自ら表彰台のポジションに登っていったという感じで、本当に良かったです。
予選が終わったときには、どうなる事かと心配になりましたが、皆に納得してもらえる結果が出せたのでホッとしました。
また嬉しかったのは決勝のファステストラップを記録していたことです。

今回も勉強になる事が沢山ありました。

やはり予選が大事です。予選がもっと上なら、トップを伺うタイミングも沢山あったことでしょう。

その他学んだ事を次回のレースに生かせる様に、しっかり噛み砕いて身につけておきたいと思います!

 
 
 
       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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